1998年ロンドンで設立され、2010年10月ブリュッセルでのミーティングにいたるまで、欧州・中国サミットはEUと中国の相互理解にもとづく協力関係、世界全体が抱える問題(自然環境破壊、経済危機、社会的不均衡の増長など)の解決に向けた双方の努力を推進する重要性を指摘している。
「LIBEAC」(ヨーロッパ~中国の間の自由主義)研究プロジェクトは、EU~中国間の多様な問題の考察にもとづき、経済・政治・社会各分野における自由主義の新たな理解を勧めることを目指している。
このプロジェクトでは、自由主義の捉え方や政治の実践方法の違いに見られる文化の差、特に、経済・社会・環境に関する法律を、独自に比較分析する。多分野の専門家による当プロジェクトでは、欧・中の政治哲学、法哲学を比較研究しつつ、社会・経済組織におけるそれらの適用方法の違いを検証する。